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2025.05.12
【必見】大雨の季節に備える!機械式駐車場の点検・対策チェックリスト
近年の異常気象による豪雨では、様々な場面で今まで起きなかった被害が多くなっており、機械式駐車場でも梅雨や台風の大雨が大きなトラブルリスクとなることが増えています。また、短時間に大量の雨が降ることも多くなっているため、水害以外にも漏電や機械の故障といったトラブルも同様に増加傾向にあります。
この記事では、大雨の季節に機械式駐車場の安全性を確保するためのチェックポイントと対策をご紹介します。
■ なぜ「大雨」が危険なのか?
機械式駐車場は、構造上、地下やピット部分に水が溜まりやすい設計であったり、金属部分をそのまま使用した構造になっていること多いため、以下のような問題が起こる可能性があります。
・ 地下部分への浸水、冠水
・ 錆や腐食の進行
・ 機械の誤作動や停止
これらは車輌の被害や、故障に繋がれば修理費も発生するため、事前対策が欠かせません。
■ 大雨シーズン前の点検・対策リスト
1. 排水ポンプ・排水口の清掃と動作確認
✔ ゴミや落ち葉で詰まっていないか?
✔ ポンプは正常に作動するか?
✔ 停電時のバックアップはあるか?
排水ポンプは、機械式駐車場とは別の業者での施工であることがほとんどです。ポンプの作動テストや故障修理のご依頼を頂くことがありますが、専門業者ではないため、テストや修理の際の作動補助は可能ですが、実作業は出来ません。早目の時期に依頼先を確認して、テストや修理を実施されることをおすすめします。
また、排水溝のゴミは意外にたまっているものです。こちらも早い時期の確認が重要です。
2. 制御盤・電源装置の防水確認
✔ 制御盤がピットや雨が入りやすい場所にないか
✔ 雨水の流れを防ぐためのカバーや囲い設置
✔ ブレーカーや配線の絶縁確認
保守点検の際に点検を行っています。修理が必要な場合は補修ご提案をしますが「そのくらいは」と言われることも多い部分でもあります。カバーや配線などが万全であれば、充分に防げることも多いものです。
「そのくらい」が大きな故障に繋がらないためにも早目の補修をご検討ください。
3. 緊急時マニュアル・連絡体制の確認
✔ トラブル時の連絡先の把握・確認が出来ているか?
✔ 設備ごとの連絡先を網羅できているか?
✔ 使用者への掲示や通知の準備はできているか?
1.でお伝えしたように機械式駐車場内にあるものでも対応する業者が違う場合もあります。周辺設備も含めて「これはここ」という連絡先が揃っているか確認しておくことが必要です。
いざという時が来てから連絡先を探すより、早目に把握しておくことが大きな安心につながります。
■ 利用者にも伝えたい「お願い」
施設側だけでなく、使用者の皆さんの協力も重要です。
・大雨・台風時には車両の出庫を早めに済ませる
・駐車中に不具合を感じた場合はすぐに管理者に連絡
・設備点検の際はご協力をお願いします
≪まとめ≫
「事前準備」でトラブルを最小限に。
機械式駐車場は利便性の高い設備ではありますが、簡潔で合理的な構造であるがゆえに自然災害に弱い面もあります。事前の点検と適切な対策を行うことで、被害を最小限に抑えることができます。
梅雨や台風での大雨が本格化する前に、今一度 機械式駐車場の安全対策を見直してみませんか?
機械式駐車場・立体駐車場のフォレストインフィニティ
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