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2025.05.21
【雨の日はここに注意!】機械式駐車場の作動停止、原因はセンサーの雨粒付着!?
九州南部の非常に早い梅雨入りなど、今年は長い梅雨になりそうな気配です。
そんな雨の日に、機械式駐車場が停止することがよくある、ということはありませんか?
機械式駐車場を利用していて「雨の日に限って動かない」「車を出そうと思ったらエラーで停止していた」というトラブルを経験された方も多いかもしれません。
実はこれ、センサーへ雨粒が付着することによるエラーの場合があるのです。
◎なぜ雨粒でセンサーが誤作動するの?
機械式駐車場には、利用者の安全を守るために複数の安全センサーが搭載されています。代表的なものは以下のようなセンサーです。
・光電センサー(フォトセンサー):物体を検知するために赤外線などの光を使います。
・超音波センサー:距離や障害物を音波で検知します。
これらのセンサーは、本来「人や障害物があるかどうか」を判断するためのものですが、雨粒や水滴がセンサー面に付着することで誤検知してしまうことがあります。
センサーが「障害物あり」と誤認識してしまうと、安全のために駐車場の動作が自動停止します。
よくあるトラブル
✔ 雨が強い日にだけ動作しない
✔ 「安全確認エラー」や「センサー異常」などのエラー表示が出る
✔ 作動途中で停止し、その後操作を受け付けない
◎対応対応方法と予防策◎
1. センサー部分の確認と清掃
センサー部分に水滴や汚れが付いていないか確認し、柔らかい布やペーパーで軽く拭き取ることで正常に戻る場合があります。
※強く拭き取るとセンサーの向きが変わってしまう事があります。レンズ面だけをそっと拭いてください。
2. 雨除けカバーの設置
屋外型の駐車場では、センサーに直接雨が当たらないようカバーの設置が有効です。現場の仕様に応じてご相談ください。
3. 定期点検でのチェック
雨天以外にも、ホコリや虫などが原因で誤作動することがあります。定期点検ではこうしたトラブルを未然に防ぐために入念にチェックを実施しています。
4. 故障の場合は早めの交換を
定期点検の際に、センサー自体の不具合があった場合は交換のご提案をしています。早めに、また、年数が経過している場合はまとめて交換することで故障や誤作動を少なくすることが出来ます。
※雨でも故障でもないのに毎年同じ時期に誤作動が起きるということがあります。太陽、特に夕日の角度がセンサーの向きと一致する季節だけセンサーの誤反応が起きる場合があります。このような場合は位置の移動やカバーの取り付けで「毎年同じ時期の誤作動」を防ぐことも出来ます。
≪まとめ≫
雨の日の機械式駐車場の停止は、一見機械の故障のように見えますが、意外にも”雨粒”という小さな原因で起きていることがあります。
簡単な対応で復旧するケースもあるため、まずは状況を確認し、必要に応じてご連絡下さい。
機械式駐車場・立体駐車場のフォレストインフィニティ
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