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梅雨・夏を迎える前に!機械式駐車場の制御盤ファン交換をおすすめする理由

明日で5月も終わり、いよいよ湿気と暑さが本格化する季節がやってきます。梅雨〜夏場にかけては、この時期ならではの機械式駐車場のトラブルも増えてきます。
その中でも特に注意したいのが「制御盤内の熱対策」です。
 
◎制御盤ファン、ちゃんと動いていますか?
機械式駐車場の頭脳ともいえる「制御盤」は大量の電子部品で構成され、日々膨大な量の電気信号を処理しています。電子部品は熱に弱く、温度上昇は誤動作や故障の原因になるため、その熱を逃がすために制御盤には排熱用のファン(換気扇)が設置されているのです。
目立たない部品ですが、このファンが正常に動作しているかどうかは、非常に重要です。しかし、経年劣化しやすいものの、部品自体だけでなく故障や性能低下もまた目立ちにくいため、気づかないまま使用されていたり、点検時に異常を確認して交換のご提案をしても「まだ大丈夫なのでは?」と交換を見送られるケースも多々あります。
 
◎夏に起きがちなトラブルの例
制御盤内の温度上昇 → 機械の誤作動、運転停止
ファンモーターの焼き付き → 急な異音や臭い、温度上昇
結露による電装品ショート → 梅雨時に特に多発
これらのトラブルは、ファンが正常に働いていれば未然に防げたケースも少なくありません。
 
 【事例紹介】~制御盤ファンを交換した現場から~
 実際にファンを交換した現場の一例をご紹介します。
 設置から10年以上経過した機械式駐車場の制御盤ファンを交換したケースです。
 
 点検コメント:「見た目は動いているが、風量がほとんど感じられない」「内部の温度センサーが異常値を記録」
 ・交換前の状況
 ✔ ファンの軸受部にグリス切れと錆あり
 ✔ ブレードに埃と油分がこびりつき、風量が大幅低下
 ✔ モーター温度が高く、焼き付き寸前の状態
 ✔ 制御盤内の温度がかなり上昇している
 
 ・交換後
 制御盤内温度が常時約5〜8℃低下
 ノイズ・異音がなくなり、稼働も安定
 モーターや基板の劣化リスク軽減
 管理会社様より「夏場のトラブルが心配だったので、先に交換して安心できた」との声をいただきました
 
◎梅雨前の「予防交換」がおすすめ
ファンは消耗部品です。おおよそ5〜7年での交換が推奨されていますが、先送りにしているうちに突然故障してファン以外の箇所に故障が及び思わぬ修理費用が必要になったり、長期の使用停止となってしまうリスクも起こりかねません。
そのため、梅雨入り前や夏本番を迎える前のタイミングで、計画的、予防的にファンを交換することをおすすめします。
 
≪まとめ≫
制御盤ファンは、機械式駐車場の安定運用を支える「縁の下の力持ち」です。目立たない存在ですが、動かなくなれば大きなトラブルにつながることも多く、動いているように見えても性能が落ちているファンは少なくありません。
「まだ大丈夫」ではなく、「壊れる前に交換」が安心です。梅雨〜夏の高温多湿な環境に備えて、ぜひこの時期に点検・交換をご検討ください!
 
 
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