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2025.06.04
【機械式駐車場の安全を守るために】電気系統のケーブル交換、見落としていませんか?
機械式駐車場は電気で動いています。それを支えているのは、そうです電気系統のケーブルです。
ワイヤーロープやチェーンは機械駆動部の動作を伝えていますが、その動作もケーブルで電気が伝わるからこそ、指定したパレットが下りてくるのも電気信号を伝えるケーブルがあるからこそ、電気配線のケーブルは機械式駐車場にとって非常に重要な部品です。
■ 電気系統のケーブルとは?
機械式駐車場では、以下のような部分に電気配線ケーブルが使われています
・制御盤とモーターをつなぐ電源ケーブル
・センサー信号を送る通信用ケーブル
・各フロアの操作パネルにつながるケーブル
・照明・安全装置(非常停止ボタン、ブザー)用配線 など
これらのケーブルが劣化・断線・ショートすると、以下のようなトラブルが起こり得ます
✔ 突然の運転停止
✔ 誤動作・センサーの誤認識
✔ 火災の原因となるショート
✔ 電源供給不能で全基停止
■ 劣化のサインはこれ!
電気系ケーブルの劣化は目視では判断が難しいケースもありますが、以下のような兆候が見られた場合、交換の検討が必要です
✔ 被覆が被覆が硬化・ひび割れている
✔ ケーブルが高温になる(発熱)
✔ 接続部分にサビや焦げ跡がある
✔ 操作パネルの反応が遅くなる
✔ 点検時に絶縁抵抗値が基準以下
■ ケーブルの耐用年数は?
一般的に、機械式駐車場で使われる電気ケーブルの耐用年数は約7~10年とされていますが、次のような条件下では短くなることもあります
・屋外・直射日光・湿気の多い環境
・長時間の連続運転
・電気容量がギリギリでの運用
・ネズミが齧っている、虫による穴、などの痕跡あり
特に、10年以上交換せず使用している設備では、早急な交換をお奨めします
■ 定期点検+絶縁測定が重要!
電気系ケーブルの劣化は「突然来る」ことが多く、特に絶縁低下による火災リスクは深刻です。点検時には絶縁抵抗測定を実施し、状況に応じて交換のご提案をしています。
≪まとめ≫
電気トラブルは予兆なし。だからこそ「先手の交換」を!
制御装置や操作盤が正常でも、電気ケーブルが原因で駐車場全体がストップすることもあります。
安心・安全な運用を続けるためには、見えにくい電気ケーブルこそ「予防交換」が重要です。
点検・交換の記録がない、照明が不安定にちらつく、センサーの誤作動がある、この他にも「もしかして?」と思われたらまずはご相談をください。
小さな劣化で機械式駐車場が全停止、そうなる前の対策がおすすめです。
機械式駐車場・立体駐車場のフォレストインフィニティ
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