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2025.10.16
トラブルを防ぐ“先手の保全”とは? 機械式駐車場の計画的部品交換
各部品のご紹介記事でも「計画的な交換をおすすめします」という一文を入れていることが多くあります。実際に「計画的な交換」とはどういうことなのか?
今日はそれを具体的にご紹介していきます。
■ 計画的な部品交換の重要性
機械式駐車場は、モーター・チェーン・ローラーなどの機械部品、また、センサーをはじめとする電装部品、その他様々な種類の部品によって構成され、動いています。
これらの部品は日々の使用によって少しずつ摩耗し、やがて性能の低下や故障につながります。
「壊れたら交換」ではなく「壊れる前に交換」することが、安全でスムーズな作動のために欠かせません。
規模の大きな駐車場などでは、予期せぬトラブルが起こると利用停止の影響も大きく、修理費や代替駐車の手配などのコストの発生も考えられます。
そのような事態を防ぐためにも、あらかじめ部品交換の計画を立てておくことは非常に有効です。
■ 点検時に交換部品を決める仕組み
定期点検の際に消耗状況を確認し「点検時に交換」といったスケジュールを立てることができる部品もあります。
たとえば…
搬器ローラーやガイドシューなど、摩耗が確認できる部品は次回点検時に交換を予定、
リミットスイッチ・センサー類は、作動回数や経年をもとに計画的に更新、
チェーンやワイヤーは、耐用年数を基準にあらかじめ交換時期を設定、
このように、点検時に交換計画を立てることで、部品の手配・工事日程の調整がスムーズに進むというメリットがあります。
■ 計画的交換の効果
計画的な部品交換には、以下のような効果があります。
◎突発的な故障の防止
事前の交換により、動作不良や停止トラブルのリスクを軽減できます。
◎工事の効率化
点検と交換をセットで実施することで、工事回数を減らし、コストも抑えられます。
◎長期的なコスト管理
毎年の保全費を平準化でき、急な高額修理を避けられます。
◎利用者への安心提供
安定稼働を維持することで、利用する人の安心にもつながります。
■ 在庫部品との組み合わせでさらに有効な交換も可能に
摩耗や消耗、劣化などの頻度が高い部品は在庫を準備することで点検時の交換も可能になります。
≪まとめ≫
機械式駐車場は「動いているから大丈夫」ではなく「動かし続けるための準備」が大切です。
点検時の計画的な交換工事は、安全性とコストの両面で大きな効果を発揮します。
「動いているからまだ大丈夫」と故障を待つより、計画的な交換で“安心を積み重ねる”ことが、長く安全に駐車場を使うための有効な手段です。
計画的に交換するには?どの部品を交換するのか?など、まずはご相談ください。
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