Blog
ブログ
2025.11.05
機械式駐車場の落下防止装置とは?安心を支える重要な安全機構
機械式駐車場は、限られたスペースを最大限活用できる便利なシステムです。その一方で、車輌を搬送して収納する仕組みであるため、万一の落下事故を防ぐための安全装置が多数備わっています。

その中でも、最も重要な装置のひとつが落下防止装置です。
今回は、落下防止装置の役割と構成部品、そして定期的な交換の重要性についてご紹介します。
◇落下防止装置の役割◇
落下防止装置は、パレット(車を載せる台)が停止位置より下に降りようとした際に、機械的にパレットを支え、落下を防ぐための仕組みです。
電気的なセンサーだけではなく、万が一の電気系統のトラブル時にも働く最後の砦となる安全機構です。
-部品名- -役割-
爪(ストッパー) パレットを物理的に支え、落下を防ぐ
リンク・スプリング パレット位置に応じて爪を動かし、確実に係合させる
ガイド部品 落下防止装置が正確に作動するよう誘導する
センサー(機種による) 作動状態の監視、異常時の停止指令
これらの部品が正常に機能することで、パレットは安全に保持され、安心してご利用いただけます。
◇部品は経年劣化します◇
落下防止装置は、日々の昇降動作に合わせて繰り返し動きます。そのため、
✔ 摩耗
✔ 錆・腐食
✔ グリス切れや固着
✔ バネの疲労
などにより、経年劣化は必ず進行します。
劣化が進むと、爪が確実に掛からない、動作が遅れるなどの不具合につながり、重大事故のリスクが高まります。
◇交換の交換の目安と点検の重要性◇
一般的には10~15年程度が交換の目安とされていますが、使用頻度や環境により前後します。
定期点検では、摩耗状況や動作状態を確認し、必要に応じて交換をご提案しています。
「まだ動いているから大丈夫」という判断は非常に危険です。
安全装置は、故障してからでは遅い部品です。早めの交換が安心につながります。
◇まとめ◇
落下防止装置は、機械式駐車場の安全を支える最も重要な部品のひとつです。
見えにくい場所で働いていますが、利用者の安心と車輌の安全を守るため、計画的な交換をおすすめします。
当社では、機械式駐車場の状態に応じた適切な点検・調整・交換をご提案しております。
安全で安心な駐車環境のために、ぜひお気軽にご相談ください。
機械式駐車場・立体駐車場のフォレストインフィニティ
機械式駐車場・立体駐車場・駐車場のお困り事はお気軽にお問い合わせください
定期点検・24時間365日の緊急対応・工事・リニューアル…何でもご相談ください!
本社:東京都渋谷区 横浜・大阪・岡山・広島・北九州・福岡
