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機械式駐車場の“心臓部” モーターは元気に動いていますか?

機械式駐車場に限らず、あらゆる機械製品は長年の使用により劣化が進み、やがて保全が必要になります。
特に駆動の中心である「モーター」は、稼働を支えるまさに“心臓部”。
このモーターの管理を怠ると、想定外の作動停止や復旧までに長期の日数を要するなどの大きなトラブルにつながることもあります。
 
今回は、モーター保全の重要性と、交換を検討すべきサインについてお伝えします。
 

■ モーターが故障するとどうなる?
モーターは、昇降・横移動など、機械式駐車場のあらゆる動きを担う重要部品です。
劣化した状態で使用を続けると、次のようなトラブルが発生するおそれがあります。
✔ 駐車場が動かなくなり、車の出し入れができない
✔ 復旧作業に時間がかかり、場合によっては数日を要する
✔ 代替駐車場を手配しなければならなくなるケースも
一つのモーターが止まるだけで、駐車場全体が「停止」してしまうこともあるため、
日頃の状態把握と保全は欠かせません。
 
■ 保全と定期点検の重要性
モーターは消耗品です。
定期的な点検と適切なタイミングでの保全・交換を行うことで、突然の停止リスクを大幅に低減できます。
<主な点検項目>
● モーター温度・振動のチェック
● グリス・オイルの状態確認
● 絶縁抵抗測定(漏電チェック)
● ブラシやベアリングなどの摩耗確認
定期点検時にはこれらの内容を確認し、異常があれば補修や交換をご提案しています。不具合発生以前に対策を講じることで突発的な停止を未然に防ぐことが可能です。
さらに、予備モーターを保有しておくことも有効な対策のひとつです。
予備があれば、万一の故障時にもすぐに交換ができ、復旧までの時間を大幅に短縮できます。
また、取り外したモーターの状態によっては、オーバーホールを実施して再度、予備部品として利用することも可能です。
結果として、安定稼働の確保とコストバランスの両立につながります。
 
■ 交換を検討すべきタイミング
次のような兆候が見られる場合は、早めの交換をおすすめします。
✔ 動作音が以前より大きくなった
✔ 起動に時間がかかる
✔ モーターが異常に熱くなる
✔ 使用開始から10年以上経過している
特に10~15年を超えたモーターは内部部品の劣化が進み、突然停止するリスクが高まります。
ただし、年数にかかわらず不安を感じた時点で点検・相談することが大切です。
早めの判断が、大きなトラブルを防ぐ第一歩になります。
 
■ 交換は「費用」ではなく「投資」
モーター交換は決して安価ではありません。
しかし、交換によって得られる安全性・安心感・信頼性は、長期的に見れば確実な「コスト削減」につながります。
“止まってから慌てる”のではなく、
“止まる前に手を打つ”ことが、安心して使い続けるための最善策です。
 
◎まとめ◎
モーターは機械式駐車場の「心臓部」
 
定期的な保全・点検がトラブル防止のカギ
 
10年以上使用、または不安を感じたら早めに相談を
 
予備モーターの保有を検討し、万一に備えることも有効
 
今のモーターの状態はどうなのか?交換したことがあるのかも分からない、など状況や履歴が曖昧な場合でも、一度ご相談ください。
安全・安心な駐車場利用の基盤、“モーターの健康”を守るお手伝いをします。
 


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