Blog
ブログ
2025.11.17
機械式駐車場ご利用の際には「少しの注意と確認」をお願いします
機械式駐車場は、多くの方が安全・快適に利用できるよう精密に設計された設備です。
しかし、機械設備であるが故にちょっとした不注意や確認不足が事故や故障に繋がることは免れません。
困っている人(女)-239x300.png)
今回は発生件数の多い
1.半ドア・トランクの締め忘れ
2.荷物の積み下ろしによるトラブル
について、ご案内します。
あなた自身の安全と大切な車を守るために、ぜひご一読ください。
1. 半ドア・トランクの締め忘れによる事故
機械式駐車場は、車輌が『通常の状態』で収容されることを前提として作られており、ドアやトランクが少しでも開いていると重大なトラブルが発生します。
● 実際にあったトラブル
・トランクが開いたまま装置が動き、設備に引っ掛かって破損
・半ドア状態で入庫し、動作中にドアが開いて壁に接触
・安全装置が働き、装置が途中停止して出庫できなくなる
● なぜ起こるのか?
機械式駐車場は「寸法・位置・状態」が厳密に管理されており、車幅・車高・ドア位置などが“設計値どおり”である必要があります。
ドアやトランクが少しでも開いていると、装置と干渉し、破損や停止の原因になります。
● 入庫前の必須チェック
✔ 全てのドアがしっかり閉まっているか
✔ トランク・ボンネットが閉まっているか
✔ ミラー収納を忘れていないか
✔ 車内に同乗者が残っていないか
2. 駐車場内での荷物の積み下ろしは非常に危険です
機械式駐車場は、リフトやターンテーブルが動作する「機械の作動空間」です。
本来は速やかに入出庫、および運転者が出入りする前提で設計されているため、設備内での荷物の積み下ろしには多くのリスクがあります。
● 主な危険
・機械が動いた際の巻き込み事故
・リフト動作中に閉じ込められる危険
・金属床での転倒・落下
・長時間の作業による他利用者への迷惑
・出入りを繰り返すことで人感センサーが誤作動し、装置が停止するトラブル
■ 人感センサー誤作動とは?
機械式駐車場には、利用者の安全を守るために“人の存在・動き”を検知するセンサー が搭載されています。荷物の積み下ろしで区画を何度も出入りすると、センサーが「異常あり」と判断し、装置が安全のため停止してしまうケースがあります。
停止後は復旧作業が必要となり、利用者全体に影響が出るトラブルに発展します。
■ 荷物の積み下ろしで守るべきポイント
①基本的に荷物の積み下ろしは駐車場外で行う
特に大きな荷物・長時間の作業は必ず場外で行ってください
② やむを得ず場内で積み下ろしなどを行う場合は必ず機械が停止してから作業する
動作中に中へ入るのは非常に危険、停止状態を確認して行ってください
③ 入出庫後に設備内に長時間滞在しない
機械式駐車場への出入りは「速やかに」が大前提です
④ 施設のルールを確認する
機械式駐車場内での積み下ろしを禁止している場合があります。
■ まとめ:安全のために“少しの注意”を
機械式駐車場は便利で安全性も高い設備ですが、正しい使い方をしなければ事故や故障につながります。
※ドア・トランクの閉め忘れ防止(離れる前にもうひと確認を)
※駐車場内で作業をしない(センサー誤作動にも注意)
これらを意識するだけで、重大なトラブルを確実に減らすことができます。
あなた自身の安全と他の利用者の安全、そして大事なお車を守るため、そして機械式駐車設備を故障や破損から守るためにも日頃からのご協力をお願いいたします。
機械式駐車場・立体駐車場のフォレストインフィニティ
機械式駐車場・立体駐車場・駐車場のお困り事はお気軽にお問い合わせください
定期点検・24時間365日の緊急対応・工事・リニューアル…何でもご相談ください!
本社:東京都渋谷区 横浜・大阪・岡山・広島・北九州・福岡
