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【機械式駐車場の安全を守る】電気系統のケーブル交換、見落としていませんか?

機械式駐車場は電気で動いており、その『電気の道』となっているのが電気系統のケーブルです。
 
ワイヤーロープやチェーンが機械動作を担っていても、
パレットが定位置に到着するのも、センサーが正しく働くのも、
すべてはケーブルを通じて電気信号が正常に届いているからこそ。
 
つまりケーブルは、機械式駐車場を支える「縁の下の力持ち」といえる大切な部品なのです。
 
■ 電気系ケーブルはどこに使われている?
機械式駐車場では、さまざまな箇所で電気配線ケーブルが活躍しています。
・制御盤とモーターをつなぐ電源ケーブル
・センサー信号を伝える通信用ケーブル
・操作パネルにつながるケーブル
・照明・非常停止ボタン・ブザーなど安全装置の配線 ほか
 
ひとつでも劣化・断線・ショートすると、次のような重大トラブルにつながります。
✔ 突然の運転停止
✔ センサー誤作動・安全装置の働き不良
✔ 火災につながるショート
✔ 電源供給不能による全基停止
 

 
■ 劣化のサインを見逃さないために
ケーブルの劣化は目視で分かりにくいものですが、次の兆候がある場合は交換の検討が必要です。
✔ 被覆の硬化・ひび割れ
✔ ケーブル自体の発熱
✔ 接続部分の錆・焦げ跡
✔ 操作パネルの反応が遅い
 
■ ケーブルの耐用年数と交換のタイミング
一般的な耐用年数は 7~10年。しかし、以下の環境ではさらに短くなることがあります。
・屋外や湿気の多い場所に設置されている
・稼働時間が長い=使用頻度が高い
・電気容量に余裕がない運用
・ネズミや虫による齧り跡や穴あき
10年以上未交換の設備は、特に予防交換が必須な状態です。
 

 
■ 計画的な点検と絶縁測定がカギ
電気系トラブルは、前兆がなく突然発生するケースが多いもの。
特に絶縁低下は火災リスクを伴うため、点検時に絶縁抵抗測定を実施し、結果に応じて交換をご提案しています。
ケーブルは“壊れてから交換”では遅く、計画的・定期的な交換こそが最も効果的な予防策です。
 

 
≪まとめ≫
「正常に見えてもケーブルは確実に劣化していきます」
機械本体や制御盤が問題なく動いていても、見えないケーブル部分の劣化が原因で突然の全停止…。
そんなトラブルを避けるためにも、ケーブルの予防交換は非常に重要です。
・点検・交換記録が残っていない
・照明がちらつく
・センサーが時々誤作動する
・10年以上ケーブル交換をしていない
 
ひとつでも当てはまる場合は、まずはご相談ください。
小さな不具合が、設備全体の停止につながる前に——。
計画的なケーブル交換で、機械式駐車場の安全と安心を長く守りましょう。
 


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