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― 機械式駐車場の部品、「予備を持つ」という選択 ―

これまでも数回にわたり、部品を在庫保管するというご提案をしてきました。しかし、実際に「部品在庫」と言われても何を置いておくことが必要なのかという種類の選択や、いきなり大きな部品を購入→保管することについて必要性などの漠然とした不安があるという事も多いかと思います。
 
今回は、部品在庫の確保について、まずは工事の際の予備品購入から始めることをご提案します。いきなり大きな部品ではなく、センサー類など小さい部品から保管していくことで「在庫の重要性や必要性」が分かるかもしれません。

 
◇センサー類は「小さいけれど重要」◇
機械式駐車場には
* 各位置を検知するリミットスイッチ
* 車輌や人を検知する各種センサー
* 動作を制御するリレー・タイマー類
など、多くの電気部品が使われています。
 
これらは
・経年劣化
・湿気や結露
・振動や温度変化
といった影響を受けやすく、突然誤作動や検知不良を起こすことがあります。
しかも、部品自体は小さくても1つ不具合が出るだけで機械全体が停止してしまうというのが機械式駐車場の特徴です。
 
◇緊急時、「部品待ち」が一番のロス◇
不具合が発生した際、このようなことがあります。
* すぐに原因は特定できた
* 該当部品を交換すれば直ると分かっている
それでも部品の在庫がなければ、その場で復旧できません。
・メーカー取り寄せ
・納期待ち
・再訪問
となり、結果として利用停止期間が長引いてしまうことになります。特に、悪天候などで他の物件にも同じ影響が出ているなどであれば、対応までにさらに時間がかかる場合もあります。
 
◇部品交換工事のタイミングで「予備」を用意する◇
そこでおすすめしたいのが、部品交換工事を行う際に、交換した部品と同じものを「予備として同時購入」しておくこと。
この方法には、
* 追加の手配費用を抑えられる
* 型式・仕様違いの心配がない
* 点検時に劣化が見つかればその場で交換できる
* 緊急対応時も即時復旧しやすい
といったメリットがあります。
 
◇点検時・緊急時に「すぐ交換できる安心」◇
予備部品があれば、
* 定期点検時➡「まだ動いているが劣化が進んでいる」部品を早めに交換
* 突発的なトラブル時➡ その場で交換・復旧
が可能になります。
これは無駄な交換ではなく、停止時間を最小限に抑えるための備えです。
 
◇「小さな部品」への備えが、全体の安全につながる◇
機械式駐車場は、一つひとつの部品が連動して動く設備です。
だからこそ、小さな部品への備えが、全体の安定稼働につながります。
「壊れてから考える」のではなく、「止めないために備える」ことが重要です。
 
センサー類や消耗・摩耗しやすい部品を交換する工事の際は、その交換部品の“予備を持つ”という選択もご検討ください。
 


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