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機械式駐車場の「錆汁」は要注意 雨の日に現れる腐食と亀裂のサイン

雨の日が続くと「車に錆のようなものがついている」というご連絡をいただくことがあります。
これは単に機械式駐車設備の汚れが雨で車に落ちた、という訳ではないことが多いのです。

では、この『錆のような汚れ』は何でしょうか。
 

■ 錆汁(さびじる)は「SOSサイン」
まず「錆のようなもの」が雨の翌日に落ちている、それはいわゆる「錆汁」です。
錆汁は、機械式駐車設備のどこかで腐食が進み、水分と混ざって染み出したもの。つまり、「錆がかなり進行していますよ」という明確なサインなのです。
 
放っておくと腐食が進行し、やがて安全性に関わるトラブルへと発展してしまう恐れがあります。この段階では、小さな補修だけでは抜本的な解決が難しいケースも少なくありません。
 
雨で見える「亀裂」の危険性
錆汁が発生している箇所では、単純に表面が錆びているだけではなく、内部で鉄部に亀裂が発生している場合があります。
特に雨の日は、普段は見えにくい隙間や亀裂に水が入り込み、そこから錆汁として表面に現れることがあります。
 
つまり――
「雨の日だけ汚れる」ではなく、
「雨の日だから異常が表面化している」可能性があるのです。
 
「小さなヒビだから大丈夫」は危険です
機械式駐車場では、重量のある車両を載せて毎日繰り返し動いています。
そのため、金属部分に発生した亀裂は、単なる小さな傷とは意味が異なります。
最初は細い線のような亀裂でも、繰り返し荷重や振動によって徐々に広がり、周辺部材へ負担を与えていきます。
 
また、亀裂部分から水分が入り込むことで内部腐食も進行しやすくなり、見た目以上に劣化が進んでいるケースもあります。
 
「少し錆びているだけに見える」状態でも、実際には補強や部材交換が必要な段階になっていることもあるため注意が必要です。
 
早めの対処が結果的に大きな工事を防ぎます
錆汁や腐食は、放置すると周囲へ広がっていきます。
初期段階であれば部分補修や局所的な補強で対応できるものでも、進行後は広範囲の鉄部交換や大掛かりな補修工事が必要になることがあります。
 
特に屋外型の機械式駐車場は、雨水・湿気・気温変化の影響を長年受け続けるため、想像以上に腐食が進行している場合があります。
 
「車に錆のようなものが付いていた」「雨の日だけ赤茶色の水が落ちてくる」
こうした現象は、単なる汚れとして片付けず、早めに点検・確認を行うことが重要です。
 
設備を長く安全に使い続けるためにも、“錆汁”というサインを見逃さないことが大切です。
 
≪まとめ≫
腐食や亀裂の進行状況によって必要な対応は異なります。
 
比較的初期段階であれば塗装工事で保護できる場合もありますが、進行状況によっては部分補修、塗装と部分補修の併用、さらに腐食が著しい場合にはパレット本体の入替が必要になるケースもあります。
 
重要なのは、「まだ使えるから」と放置しないことです。
 
劣化は時間とともに確実に進行していきます。
そのため、早い段階で適切な補修を行うことが、結果的には工事範囲を抑え、費用や工事期間の負担軽減にもつながります。
 
雨の日に発生する錆汁は、設備が発している重要なサインです。
安全に長く機械式駐車場を使用していくためにも、小さな異変を見逃さず、早めの点検・対策をおすすめします。
 


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