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点検員はここを見ている!機械式駐車場のリミットスイッチ点検ポイント

機械式駐車場の定期点検では、ワイヤーロープやチェーンなどの大きな部品だけでなく、リミットスイッチの状態も重要な確認項目となっています。

利用者の方から見ると小さな部品ですが、設備を正しい位置で停止させるための重要な役割を担っています。
 
■ 点検では何を確認しているのか?
リミットスイッチの点検では、単に動くかどうかだけではなく、次のような項目を確認しています。
✔ 作動時にスムーズに動いているか
✔ 取付ボルトの緩みがないか
✔ レバーやローラーに変形や摩耗がないか
✔ 接触部分のガタつきがないか
✔ 配線の劣化や損傷がないか
✔ 停止位置にズレが生じていないか
 
一見問題なく動いているように見えても、少しずつ摩耗や劣化が進行しているケースは少なくありません。
 
■ 小さなズレが大きな故障につながることも
リミットスイッチは「ONかOFFか」の単純な部品と思われがちですが、実際には停止位置の精度に大きく関わっています。
レバーの摩耗や取付部の緩みが進むと、停止位置にわずかなズレが発生し、その状態で運転を続けることで他の部品にも負担がかかる場合があります。
 
その結果、
・ チェーンやワイヤーへの負荷増加
・ パレット位置のズレ
・ 誤作動や運転停止
など、別のトラブルにつながることもあります。
 
■ 「まだ動く」は安心材料にならない
リミットスイッチは完全に故障する前に、少しずつ劣化のサインを出していることがあります。
だからこそ定期点検では、小さな異常の段階で発見し、必要に応じて調整や交換を提案しています。
設備を長く安全に使用するためには、目立つ部品だけでなく、このような小さな制御部品の状態にも目を向けることが大切です。
 
■ 見た目では判断しにくいからこそ保全が重要
リミットスイッチの厄介なところは、劣化が進んでいても外見だけでは分かりにくく、「昨日まで普通に動いていたのに突然停止した」というケースが少なくないことです。
しかし実際には、突然故障したように見えても、その多くは長年の摩耗や接点劣化などが徐々に進行した結果です。
 
リミットスイッチが故障すると、設備が動かなくなるだけでなく、停止位置の異常や誤作動によって他の部品へ負担を与えたり、設備損傷や事故につながる危険性もあります。だからこそ、故障してから交換するのではなく、定期点検の結果をもとに計画的な保全交換を行うことが重要です。
 
機械式駐車場には複数のリミットスイッチが使用されており、設置から長期間経過している設備では、まとめて交換することで将来的な故障リスクの低減や緊急対応の削減にもつながります。
 
「これまで交換した記録が見当たらない」「いつ交換したか分からない」という場合も、一度点検結果や設備の状況を確認してみることをおすすめします。
リミットスイッチは小さな部品ですが、安全な運転を支える重要な部品です。気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
 


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