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機械式駐車場の「表示・注意ラベル」 その注意書き、きちんと見えていますか?

昨日は、機械式駐車場に設置されている誘導鏡・ブザー・パトライトなど、「見える・聞こえる・伝わる」安全設備の総合的な見直しについてお伝えしました。
 
しかし、安全設備がきちんと機能していても、もうひとつ大切なことがあります。
 
それは――
そもそもの使用方法や、守るべき注意事項が利用者にきちんと伝わっているか。ということです。
 
機械式駐車場には、操作方法や注意事項、収容車制限などを知らせるさまざまな表示やラベルがあります。これらも、安全に利用するための大切な「安全設備」のひとつと言えるのではないでしょうか。

■ 「表示されている」だけで安心していませんか?
機械式駐車場を設置した当時は、はっきり読めた注意書きや表示も、年月が経つと少しずつ変化していきます。
 
例えば、
✔ 文字が薄くなっている
✔ 表面が汚れて読みにくい
✔ ラベルが剥がれかけている
✔ 日焼けや雨などで劣化している
✔ 表示そのものが破損している
✔ 古い仕様や現在の使用方法と合っていない
このような状態になっていないでしょうか。
 
「一応、表示はあるから大丈夫」と思ってしまいがちですが、大切なのは表示が存在することではなく、必要な情報が利用者にきちんと伝わることです。
 
 
■ 特に重要なのが「収容車制限」
機械式駐車場を安全に使用するうえで、特に重要な表示のひとつが収容車制限です。
 
このブログでも何度もお伝えしている通り、機械式駐車場に駐車する車両には、高さ・幅・長さ・最低地上高・重量など、装置ごとに定められた制限があります。
しかし、表示が見えにくくなっていたり、設置場所が分かりにくかったりすると、制限を充分に確認しないまま入庫してしまう可能性があります。
 
「このくらいなら大丈夫だろう」「少しだけオーバーしているけど……」
という判断につながらないためにも、収容車制限は、誰が見ても確認しやすい状態にしておくことが重要です。
 
特に、代車や来客車、引っ越し時など、普段とは違う車が入庫する可能性がある場合は、充分な注意が必要です。
 
 
■ 「使い方を知っているつもり」にも注意
長年利用している駐車場では、利用者も使用方法に慣れています。
そのため、注意書きを毎回確認することは少ないかもしれません。
 
しかし、
・ 新しい入居者が増えた
・ 利用者が入れ替わった
・ 代替車両を使用する機会が増えた
・ 家族や来訪者が利用するようになった
など、利用者の状況は時間とともに変わります。
 
以前から利用している人には当たり前のことでも、初めて利用する人には分からないことがあります。だからこそ、「知っている人には必要ない表示」ではなく、「初めて使う人にも伝わる表示」であることが大切です。
 
 
■ 設置したときと、今では環境も変わっています
ここでも、昨日の記事と同じように「時間の経過」を考えてみる必要があります。
機械式駐車場は、長期間使用される設備です。
 
その間に、
・ 周辺の建物が変わった
・ 照明環境が変わった
・ 植栽が増えた
・ 利用者が変わった
・ 車両が大型化した
・ 高齢の利用者が増えた
・ 子供の往来が増えた
など、さまざまな変化が起こることがあります。
 
設置当時には問題なく見えていた表示も、現在の環境では見えにくくなっているかもしれません。
また、利用者の年齢層や構成の変化によって、
高齢の利用者が増えれば、表記・表示の文字を大きくする
子どもの出入りが増えれば、より分かりやすい内容にする
など、「どこに、どのような情報を、どのように表示するか」という考え方も変わってきます。
 
 
■ 「見える」だけでなく「伝わる」表示へ
表示や注意ラベルを見直す際に大切なのは、
① 表示があるか
② 文字や内容が読めるか
③ 必要な場所から見えるか
④ 利用者に内容がきちんと伝わるか
という視点です。
 
単純に古くなったラベルを交換するだけではなく、必要に応じて表示の位置や大きさ、内容そのものを見直すことも考えられます。
 
安全のために設置された表示だからこそ、「読める・見える・分かる」状態を維持することが大切です。
 
 
■ 機械式駐車場も「今」に合わせて見直す
機械式駐車場の安全性は、装置本体だけで決まるものではありません。
 
見えるべきもの、聞こえるべき音、光るべき信号、これらがそれぞれきちんと機能することで、利用者が安全に操作するための環境が整います。
だからこそ、設置から何年も経過している機械式駐車場では「今の環境は、今現在の利用者や周辺の人にとって、本当に分かりやすく安全な状態なのか」という視点で、一度総合的に見直してみることをおすすめします。
 
「この表示、もう見えにくくなっているかも」
「収容車制限が分かりにくい」
「昔からある表示だけど、今の使い方に合っているのかな?」
 
そんな気づきがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
安全に使うための情報は、見えて、読めて、そして伝わってこそ意味があります。
 


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