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2025.06.25
【読まれています】機械式駐車場の収容車制限に関する記事
よく読まれている記事の上位に常に入っているのが「車高」「車幅」「重量」などの収容車制限に関する記事です。機械式駐車場といえば、というくらい関心を持って頂けているのだなと実感します。
機械式駐車場は、見た目には普通の車なら「どれでも停められそう」に見えるかもしれません。しかし、すべての駐車区画には「収容できる車のサイズ・重量」に厳密な制限があります。それが収容車制限です。
■ 収容車制限とは
以下のような制限が機械式駐車場にはあります
車両全長/全幅/全高
重量
↑ 上記は機械式駐車場場内に必ず記載されています 機種により他の基準も記載されていたり、基準は無いものの設置時と現代の車輌の形やデザインにより結果的に「制限」となる数値もあります
例えば…
最低地上高(リップスポイラーやサイドステップが低い車は要注意)
タイヤの位置やサイズ(ホイールベース) など
これらは記載がない場合もあり、また車種によって関係してくる場合もあります
■ 収容車制限の各項目と、それを守るべき理由
◎【車高(全高)】
制限を超えるとどうなる?
✔ パレットが上下動する際に天井や梁、他の設備に接触
✔ 横行する機種の場合は車輌の上部が傷つく恐れあり
✔ ルーフアンテナやキャリアなどがある場合は車輌自体は制限内でも付属品を含んだ高さの確認が必要
→「ギリギリ」ではなく作動のための高さ制限です。「入りそうだから」で入庫するのは大変危険、必ず制限内での使用をお願いします。
◎【車幅(全幅)】
制限を超えるとどうなる?
✔ パレットから車体がはみ出して隣の車や駐車設備と接触する恐れ
✔ サイドミラーやドアが機械や壁にぶつかって破損
✔ パレットが車を正しく支えられず、傾きや脱輪の原因にも
→ 特に最近の車はボディサイズが拡大傾向なので、全幅は要チェック項目です。こちらの記事のように車検証のサイズより広い部分がある車種の場合、車検証でご確認いただくことが出来ないため、我々もご案内に苦慮しています。
◎【重量】
制限を超えるとどうなる?
✔ 機械に想定以上の負荷がかかり、モーターやワイヤーが故障
✔ 安全装置が働いて機械が停止し、他の車も出せなくなる
✔ パレットがたわんだり、落下事故のリスクも
→ 電気自動車やHV車など、昨今は、見た目以上に重い車が多くなっているため要注意です。
◎【最低地上高】
制限を超えるとどうなる?
✔ パレットの段差や傾斜でアンダーカバーやバンパーが接触・破損
✔ スロープを乗り越えられずパレットに引っかかって停止
✔ 車体が機械にひっかかり、全体が動かなくなるケースも
→ 車高を下げたカスタム車や、スポーツカー系は特に要注意です。
■ よくある例
SUVやハイルーフ車を無理に入れる
車検証と実際の装備(ルーフキャリアやエアロパーツ)の違いを見落とす
車の重量がバッテリー交換や積載物で重くなっている
同じ機械式駐車場でも駐車場所やパレットごとに収容車制限が違う場合がある
■ ご利用前にチェックを!
当駐車場の収容車制限は、現地掲示にてご確認いただけます。
車検証をお手元にご用意の上、ご自身の車が収容範囲内かどうか必ずご確認ください。
≪まとめ≫
収容制限を守ることで、機械の故障や突発的な停止を防ぐだけでなく、ご自身や周囲の方の安全にもつながります。今一度、「この車、停めて大丈夫?」という目でご確認をお願いいたします。
ご不明な点があれば、お気軽にご連絡ください!
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