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積雪・凍結だけじゃない? 冬の機械式駐車場で気をつけたいポイント

冬になると、機械式駐車場では「積雪時や凍結時は使用しないでください」というお願いをすることが多くなります。しかし、積雪や凍結以外にも冬ならではの注意点がいくつかあります。
今回は、積雪や全面凍結ほどではないものの『ちょっと気を付けて頂きたいこと』をまとめてご紹介します。

■ 衣服や荷物がかさばり、落とし物が増えやすい
冬はコートやマフラー、手袋などで服装がかさばりやすく、さらにカバンの中身も増えがちです。
その結果、
* ポケットやカバンから物が落ちていることに気づきにくい
* 手袋やマフラーなどが機械内部に落下する
* 荷物を持ったまま無理な姿勢で操作してしまう
といったケースが見られます。
落し物はご自分で拾うのは大変危険なため対応に向かいますが、有償対応となります。また、機械の可動部に入り込んで思わぬ故障や停止の原因になることもあります。
入出庫の前後には、手元・足元と周囲を一度ご確認ください。

■ 金属部分が濡れていたり、部分的に凍って滑りやすい
積雪や全面凍結がなくても、
* 夜間の冷え込み
* 霜や結露
* 雨やみぞれの影響
などにより、操作盤・手すり・パレット周辺の金属部分が滑りやすくなることがあります。
「機械は動くから大丈夫」と思っていても、
* 足を滑らせる
* 手が滑って操作を誤る
といった事故につながる可能性があります。足元や手元が不安定だと感じた場合は、無理に操作せず慎重な行動をお願いします。

■ 日没が早く、暗い時間帯の利用が増える
冬は日没が早く早い時間から暗くなるため、周囲が暗くなった状況で機械式駐車場を利用する機会が増えます。
暗い中では、
* パレット位置や停止位置が見えにくい
* 足元の段差や障害物に気づきにくい
* 表示灯や注意表示の見落とし
* 周囲にいる人や飛び出してきた人に気づかない
ということが起こりやすくなります。
照明が点灯していても、「いつもより見えにくい」ことを意識した行動を心がけてください。

■ ボタンを押し続ける操作を、離してしまうことも…
機種によっては、操作ボタンを押し続けていないと動作しないタイプの機械式駐車場があります。
冬場は、
* 寒さで手がかじかむ
* 手袋をしたまま操作する
* 無意識に力が抜ける
といった理由で、途中でボタンから手を離してしまうことが増えがちです。
その結果、
* 動作が途中で止まる
* 再操作が必要になる
* 不具合と勘違いしてしまう
といったケースも少なくありません。操作中は、動作が完了するまでしっかりボタンを押し続けるよう改めてご注意ください。

■ 冬は「大きなトラブルの手前」が起こりやすい季節
積雪や凍結ほど目立たなくても、冬は小さな不注意が重なりやすい季節です。
* 落とし物
* 滑りやすさ
* 見えにくさ
* 操作ミス
こうした要因が重なることで、事故や機械トラブルにつながることがあります。
安全に機械式駐車場を使っていただくためにも「冬のちょっとした注意」を意識した利用をお願いします。

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